今週の名言・迷言 23

この日、太平洋プールで、二回目の海水浴をやる。こんどは、太平洋も太平洋、ドまんなかである。あがってから、デッキで甲羅を干しながら、爽快やなぁと悦にいる。

堀江謙一

堀江謙一(1938年~)は1962年に全長19フィート(約5.7メートル)のヨット「マーメイド」に乗って、世界で初めて単独無寄港での太平洋横断に成功しました。23歳のときでした。

この言葉は、出港して四十三日目、日付変更線を超えた翌日のことです。

航海中に船を出て海に入るのは二度目でしたが、最初のときはサメがいないかキョロキョロしながらという状態で、それに比べると、航海にもなれて余裕が感じられます。

「背が立たないかぎり、どんなに深くったって、海は海だ。水深二メートルも五〇〇〇メートルも、似たようなもの。浮かんでいる人間にとっては、おなじである。どうせ、下のほうには用がないんだから」とも述べています。

当時、日本ではヨットで出国するための法律が整備されていなかったため、手をつくしたものの認められず、結局は不法出国となり、当然ながらパスポートを持たずにアメリカに入国することになったわけですが、サンフランシスコの当時のジョージ・クリストファー市長が、コロンブスを引き合いに出してビザを支給し、名誉市民として快挙をたたえたという話もよく知られています。

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