今週の名言・迷言 10

「ぼくらが蝶で、夏の三日間しか生きられないのならよかったのに ── その三日間を君と一緒にいられたら、ぼくは五十年もの結婚生活より多くの喜びで満たされるだろう」

ジョン・キーツ

ジョン・キーツは十八世紀末から十九世紀初めにかけてのイギリス・ロマン主義の詩人で、これは婚約者のファニー・ブローンにあてた恋文の一節です。
父を九歳で、母を十五歳で亡くし、キーツ本人も母親や弟と同じ結核のため若干二十五歳で逝去したことを思うと、三日間というわずかな時間に託した思いがあらためて重く感じられます。

「秋に寄せて」など、珠玉の詩が残されています。