今週の名言・迷言 19

ぼくは君がぼくに嘘をついたから怒っているのではない。これからはぼくが君を信用できなくなることに怒っているのだ。

フリードリッヒ・ニーチェ

ニーチェ(1844年~1900年)は一九世紀ドイツの哲学者。『ツァラトゥストラはかく語りき』『善悪の彼岸』などの著作で知られています。

牧師の息子として生まれたものの、後に信仰を捨て、無国籍となり、若すぎる晩年の十年ほどは狂気に生きた実存主義哲学の先駆者です。

三十歳以上も年齢の離れた作曲家のワーグナーとも親密でしたが、どちらも(よくいえば)個性が強く、(悪くいえば)ワーグナーは自尊心丸出しの俗物、ニーチェは頑固な変人で、当然のように衝突し、後に決別しています。

こういうことは彼の生涯には数多く、それがこの名言・迷言に結びついているのかもしれません。