海の上の編集室にある港の近くに虹が出ました。
「編集日記」カテゴリーアーカイブ
アベノマスクと給付金
先週のシステムトラブルについて
セキュリティ強化のためのホームページのSSL化(http:// => https://)で生じたシステム障害については先週の月曜に復旧しました。
一週間かけて確認しましたが、現在は特に異常はないようです。
原因もわかっていますので、サイト運営の参考までに、こちらに簡単に経緯をメモしておきます。
事実経過
サイトのセキュリティ強化のためSSL化を行いましたが、その過程で、「海の上の編集室」が一時的に閲覧不能となりました(約1日)。
サイトは独自ドメインで、レンタルサーバーにWordPress を組み込んで運用していました。
内容を二系統にわけたかったので、単一ドメインのルートディレクトリと下位フォルダに分けて二つのWordPressシステムを組み込んで運用していました。
これ自体は何も問題はなかったのですが、SSL化する際に、両方同時にSSL化するわけにもいかず、順にやろうとしてWordPressのデータベースに障害が生じた、ということのようです。
単一ドメインで複数のWordPressを運用する場合、2つの方法があります。
1. サブドメインを使用する。
2. フォルダ分けする。
サブドメインは http://サブドメイン.ドメイン/ となり、
フォルダ分けでは http://ドメイン/フォルダ/ となります。
静的なhtmlのサイトからWordPressを組み込んだレスポンシブなサイトにする際、Windows のフォルダシステムに慣れていたため直感的にわかりやすい後者を選択し、ルートディレクトリに WordPress 1を設置し、下位フォルダに WordPress 2 を設置して運用していました。
別々の時期にそれぞれ別のものとして導入したのでデータベースも別だと思っていたところ、これだとWordPressのデータベースが共通になるようで、ここにSSL化で問題が生じる原因があったようです。
運用自体には何の問題もないものの、SSL化の際に1と2の共通データベースで一時的に異なるリンクが混在する状態になって障害が生じたようです。
サブドメインであれば、WordPressも完全に別のものとなるので、こういうトラブルは生じないことになります。
というわけで、最初からSSL化したサイトでは 下位フォルダを利用して複数のWordPressを導入可能と思いますが、現在 http:// でこれからSSL化をするという方はご注意ください。
『新版 電脳田舎暮らしのススメ』(岸田啓著)を無料ダウンロードできるようにしました
新型コロナウイルスによる在宅勤務、テレワークの急増に伴い、弊社の電子書籍『新版 電脳田舎暮らしのススメ』(岸田啓著)を無料ダウンロードできるようにしました(pdfファイル)。
刊行から時間がたっていますので、現在の状況については、著者のサイト も併せてご覧ください。
また、ダウンロードしたpdfファイルをキンドルの電子書籍として Paperwhite などのキンドルやスマホのキンドルアプリでも閲覧することは可能です。
pdf ファイルをキンドル本に変更する手順については、こちらにまとめています。
pdfファイルをダウンロードするには、下記の “Download Now!” をクリックしてください。
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PDFファイルをキンドル (Kindle)で読めるようにする手順
PDFファイルは、ビジネスでの書類の受け渡しでごく普通に使われていますが、キンドルで読めるようにしておくと、パソコンがなくてもタブレットやスマホで電子ブックを読む感覚で普通に読めるので、なにかと重宝します。
pdfファイルをキンドル本としてタブレットやスマホでも読めるようにするのは簡単な手順でできるので、ご紹介します。
準備
- まず Amazon にログインします。
- ブラウザ上部のメニューから、[アカウント&リスト][コンテンツと端末の管理]
[設定]
[パーソナル・ドキュメント設定]
を順にクリックします。
すると、
次のように、ログインした人の
Send-to-Kindle Eメールアドレス と
承認済みメールアドレス
が表示されるので、このメールアドレスをメモしておきましょう。
ファイルの送信
- 承認済みメールから、Send-to-Kindle Eメールアドレス宛
に pdf ファイルを添付してメールを送信します。
このとき、メールのタイトルや本文は不要です(何も書かなくて大丈夫)。
これだけです。
後は、自分の Kindle や Kindle アプリで普通の本と同じように閲覧可能です。
明けまして おめでとうございます
TPP発効と著作権保護期間の延長
日本の著作物の保護期間は従来50年(映画は70年)でした。
2018年12月30日に環太平洋連携協定(TPP11)が発効したことにより、保護期間は70年に延長されました。
発効日以降に制作される著作物の著作権保護期間は著作者の死後70年になり
死後70年経過している著作物の著作権は切れていることは自明ですね。
では、50年はすでに経過していったんは著作権が切れたが、まだ70年にはなっていないという
2018年12月29日までの比較的最近の期間に著作権が切れた著作物
はどうなるのでしょうか?
有名な青空文庫などでは、半数近くがこれに該当するようなので注目されていましたが、結局、
この保護期間延長は、TPP11の発効日以降に50年の保護期間が切れる著作物にのみ適用され、
発効日前にすでに著作権が切れていた著作物の「権利が復活することはない」
ということになるようです。