今週の名言・迷言 35

自分をいつわって愛されるより、本当の自分をさらけだして嫌われるほうがましだ。

アンドレ・ジッド

アンドレ・ジッド(1869年~1951年)は『狭き門』『法王庁の抜け穴』『贋金づくり』などの作品で知られるフランスのノーベル賞作家。

「自分をいつわって愛されるより」という言葉は、SNSでリア充を競い合っている現代にも通じるような……

ジッドは従姉と結婚し、『狭き門』や『田園交響楽』には彼女を思わせる人物も登場しますが、ジッド自身は同性愛者で、そのことも公言していました。

死後、彼の作品はローマ法王庁(=ローマ教皇庁)から禁書扱いにされますが、そういうことを踏まえると、この言葉には人生をかけた重みが感じられます。

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