新版電脳田舎暮らしのススメ

 

『改訂版 電脳田舎暮らしのススメ』
岸田 啓 著

ISBN978-4-908086-02-1

20014月に出版された『電脳田舎暮らしのススメ』(洋泉社)を2014年での視点から再編集し加筆した改訂版。フリーランスの翻訳者としてインターネットを活用した在宅勤務の先駆けとなった著者の、ハイテク田舎暮らし。


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『新版 電脳田舎暮らしのススメ』(岸田啓著)を無料ダウンロードできるようにしました


二〇〇一年に出版された『電脳田舎暮らしのススメ』の改訂新版。
二〇一四年五月に日本創世会議が公表した「二〇四〇年には全国八九六市区町村が消滅の危機に直面する」という試算結果は日本の社会に衝撃を与えた。
日本ほど政治のみならず経済や文化も首都である東京とその周辺に一極集中している国は、世界でも珍しい。とはいえ、少子化による人口減少と東京一極集中がここで論じられているわけではない。
田舎暮らしの本は数多いが、都市に住む生活者の実感とあまりにかけはなれている。現代社会は、インターネットをはじめとするネットワークが張り巡らされた高度な情報社会である。日常の生活においても、コンピューターとは切っても切り離せない――にもかかわらず、そういうハイテク技術の恩恵には背を向けて「日本昔ばなし」の世界に閉じこもってしまうのでは、将来に対する展望は開けない。
その意味で、天草諸島に住みながらハイテク(電脳)を駆使して東京にいるときと同じ仕事をし、東京並みの報酬を得る、という著者のスタンスは明確だ。
この本が出版された当時はスマートフォンやタブレットはまだ存在せず、フェイスブックやツイッター、ラインなどの影も形もなかった。そういう時代から、コンピューターネットワークを駆使して田舎暮らしを実現させている。

田舎暮らしの部分(1章~4章)はまったく古くなっていない。とはいえ、ハイテク情報については、出版された2001年当時はデジタル機器も先端のものだったものの、現在では最先端の情報はオンライン/ネットから入手するのが一般的になっているため、5章以降については、技術史や過去に興味のない人は「草創期の苦労話ネタ」として読み飛ばしてもらえばよい。

出版社: エイティエル出版 (2014/10/19)

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