よい友人、よい本、そして少し寝とぼけた良心: これが理想の生活だ

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よい友人、よい本、そして少し寝とぼけた良心: これが理想の生活だ

マーク・トウェイン

『トム・ソーヤの冒険』などの作品で知られるマーク・トウェイン(1835年~1910年)は、現代アメリカ文学の父ともいうべき存在です。

ウィリアム・フォークナーはマーク・トウェインを「最初の真のアメリカ人作家」と述べ、同じくアーネスト・ヘミングウェイは「アメリカの現代文学はマーク・トウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』にはじまる」とも述べています。両者ともノーベル文学賞を受賞したアメリカを代表する作家です。

マーク・トウェインは父親が負債を残して死亡したため、兄の新聞事業を手伝った後、印刷工やミシシッピ川を航行する蒸気船の水先人見習、水先人、南北戦争従軍、複数の新聞の記者などを経て作家になりました。

ちなみに、マーク・トウェインという筆名は、蒸気船が航行可能な水深を示す二尋(ふたひろ、「バイ・ザ・マーク、トウェイン」、約3.6m)から来ています。

ベストセラーを連発する売れっ子作家でありながら、浪費や投資の失敗、株式投機などで破産しましたが、また借金返済のため講演旅行で世界中を飛びまわって全額を返済したりと、行き当たりばったりで、ほらを吹き、ユーモアにあふれている一方で、意固地で人の悪口を言い出したら止まらないという、なんとも小さな枠には入りきれない複雑な人物です。

そういうことを背景に考えると「少し寝とぼけた良心」は腑(ふ)に落ちますね。

ちなみにマーク・トウェインと『あしながおじさん』の作者ジーン・ウェブスターとは親戚同士(姪の娘)です。