人生の名言・迷言 83 銀行の頭取になりたい者もいれば、銀行強盗をしたいと思う者もいる

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リチャード・フォード

リチャード・フォード(1944年~)は現代アメリカの作家です。

短編作家としてエスクワイアやニューヨーカーなどの雑誌に作品を発表し、長編四部作の第二作目『インデペンデンス・デイ』でピューリッツァー賞(フィクション部門)とフォークナー賞を史上初めてダブル受賞した米文壇の重鎮でもあります。

とはいうものの、日本での人気はいまいちですね。

この言葉は2012年に発表された長編小説『カナダ』(邦訳なし)の一節です。

この小説では、のっけから「まず、両親がやった銀行強盗の話をしよう。それから、その後に起こった殺人についても」という主人公の回想からはじまり、事件後、一家の友人の世話で施設送りをまぬがれた少年のカナダでの生活が描かれます。

両親が銀行強盗をやって逮捕され、双子の姉は失踪し、家族でただ一人取り残された少年が主人公の物語です。

十五歳にして犯罪者の家族という境遇に置かれた少年の追憶と、異国の地での生活と成長、家族の絆、、、

作者がこの作品を構想してから完成までに二十年かかったそうです。作品に対する評価も高いのですが、日本ではまだ邦訳は出ていません。