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英和対訳 あしながおじさん 1 ジーン・ウェブスター著 |

R.L.スティーヴンソン著
明瀬和弘訳
400円(税込、電子書籍版)
紙書籍版 2310円(税込、304頁)
ISBN 978-4-908086-10-6
『スティーヴンソンの欧州カヌー紀行』
- ロバート・ルイス・スティーヴンソンの An Inland Voyage の新訳
- 中島敦の『光と風と夢』(現代表記版)も併載
ロバート・ルイス・スティーヴンソンは『宝島』や『ジキル博士とハイド氏』などの作品で知られる十九世紀イギリスの作家で、晩年(というか、四十四歳で死亡しているので短すぎるその人生の後半)は、転地療養に適した土地を探した末に、南太平洋のサモアに妻と移り住み、その地で没した。 この紀行は、二十代のスティーヴンソンが友人と二人で大陸(ヨーロッパ)にカヌーを持ちこみ、川や運河づたいに旅をした記録。
未来のベストセラー作家がまだ無名だった若き日の、好奇心旺盛で、冒険やキャンプなどのアウトドア大好き青年だったころの、時代の最先端をいくセーリングカヌー(ロブロイ・カヌー)を用いた川旅で、ヨーロッパの大河を上流に向かって必死に漕いだり、スリル満点の急流川下りを楽しんだり、風がよければ帆走したりと、鉄道や馬車などの普通の旅行手段ではとうてい味わえないスリルや緊張感や楽しみに満ちています。 スティーヴンソンの晩年を描いた『光と風と夢』も合わせてお楽しみください。立ち読みコーナーはこちら

ジャック・ロンドン著
明瀬和弘訳
500円(税込、電子書籍版)
紙書籍版 2640円(税込、365頁)
2020年11月10日 発行
ISBN 978-4-908086-08-3
『スナーク号の航海』
『野生の呼び声』や『白い牙』などのアラスカ物で知られるアメリカの作家ジャック・ロンドンは、「馬に乗った水夫」という伝記のタイトルが象徴しているように、北海道沖でのアザラシ猟の漁船に乗り組んだり、ヨットを建造して世界一周航海に出発するなど、生粋の海の男でもあった。
本書は、ヨット、スナーク号による太平洋航海記の全訳(本邦初訳)である。 ジャック・ロンドンが十七歳で懸賞エッセイに応募して一等になった幻の、ある意味で事実上の処女作となる「日本沖で遭遇した台風の話」も巻末に収録。
『コナン・ドイルの海洋ミステリー』
シャーロック・ホームズの生みの親、コナン・ドイルの生前に分野別に整理されて刊行された小説集のうち、『海賊と青海原の物語』と題する一巻から「青海原」に分類されている六編の新訳。
幕末の横浜が舞台になっている作品も含まれていて見逃せない。