人生の名言・迷言 66-人生って、別のことを計画しているときに何かが起きてしまうんだ

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人生って、別のことを計画しているときに何かが起きてしまうんだ。

アレン・サンダーズ

アレン・サンダース(1899年~1986年)は、アメリカの作家で新聞連載漫画の作者。

コロナウイルスによる新型肺炎のため「全国の小中高校が休校に」というニュースが流れていたりすると、確かにそうだなと改めて思いますね。

この春の予定が変更/キャンセルになった人も多いのではないでしょうか。

この言葉は、ジョン・レノンの名曲 Beautiful boy の歌詞(2番)に使われていることでも知られています。

オノ・ヨーコとの間にできた息子ショーンを思って作った歌ですが、ポール・マッカートニーもレノンの曲ではこれが一番好きだと言っていたそうです。

Beautiful Boy はユーチューブでも聞くことができます。

人生の名言・迷言 65 偉い人は、決して同時代の人から尊敬されるような、つまらない人間ではないのである

 

偉い人は、決して同時代の人から尊敬されるような、
つまらない人間ではないのである。

夏目漱石

この言葉は、人によって解釈はさまざまにありうるでしょうね。

世の中で成功する人は、時代より半歩先を進んでいる人だと、よく言われます。

一歩も二歩も、あるいは十歩も二十歩も時代の先を行っている天才は、世間からはむしろ「奇人変人」扱いされたりします。

また、それと反対に、時代についていけない人は流行に取り残され、まわりから「遅れてる」と馬鹿にされたりします。

流行の寵児ともてはやされた作家や有名人が、死去したとたんに世間から忘れ去られるということもよくある話です。

逆に、生前は限りなく無名の存在だった作家や芸術家が、死後何年か、あるいは何十年かたって、再評価されるということも珍しくありません。

夏目漱石(1867年~1916年)は生前にベストセラーを連発する人気作家でありながら、なおかつ専門家・文壇の評価も高かった作家で、死後も人気が衰えることがないという、稀有な存在ではあります。

人生の名言・迷言 64: 失敗を怖がっているんだとしたら、君はたぶん失敗するよ

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失敗するのを怖がっているんだとしたら、君はたぶん失敗するよ。

コービー・ブライアント

元NBAのスーパースターで、三年前に引退したばかりのコービー・ブライアント(1978年~2020年)のヘリコプター墜落による事故死(1月26日)は衝撃的でした。

バスケットボール・ファンだけでなく、世界中に衝撃を与えたのは記憶に新しいところです。

スポーツでは心理状態がプレーに影響するため、あまりマイナスのイメージにとらわれて、それを「しないよう」に気にしていると、かえってそうなってしまうということもあるようです。

この言葉はひところ流行したポジティブ・シンキングを端的に表現したものですが、スポーツ以外にも幅広く当てはまりそうですね。

コービー (Kobe) の名前が日本の神戸にちなんでいたことも有名ですね。
神戸大使に任命されていた時期もあります。

正確には、父親が気に入っていた在米の鉄板焼き屋の屋号に Kobe が付いていたから、だそうです。

人生の名言・迷言 63 われわれは皆、溝のなかにいる。だが、、、

われわれは皆、溝のなかにいる。だが、そのなかには星を見上げている者もいる。

オスカー・ワイルド

オスカー・ワイルド(1854年~1900年)はイギリスの詩人、作家、劇作家。

十九世紀末の耽美的な作品『サロメ』や『ドリアン・グレイの肖像』、投獄された経験をもとにした『獄中記』などで知られています。

この言葉はサロメと同じ年に書かれた『ウインダミア卿夫人の扇』という喜劇で使われています。

ちなみに、サロメはフランス語で書かれています。

そのサロメを日本に紹介したのは、ドイツ帰りの文豪・森鴎外です。
同じ戯曲だからなのか、そのあらすじを発表したのは、なんと雑誌『歌舞伎』でした。

オスカー・ワイルドはオックスフォード大学を首席で卒業したものの、なにかと言動が派手なため、不道徳だと、あちらこちらで物議をかもした人でもあります。

友人の親との訴訟や同性愛での投獄、破産など、晩年というには早すぎる四十六歳のとき、梅毒に起因する脳髄膜炎で死去しました。