『みすがら 軽キャン、女ひとり旅』 一人で生きる覚悟を求めて

『みすがら 軽キャン、女ひとり旅』
―― 一人で生きる覚悟を求めて
岸田啓著
 
電子書籍版 定価1,350円(税込1,500円)
紙書籍版 四六判 301ページ 
定価2,200円(税込2,420円)
発行日:2025年11月10日
ISBN 978-4-908086-23-6

ウェブデザイナーの真田まりえは夫の定年退職を機に自分も早期退職してフリーランスとなり、夫婦で車で日本一周する旅に出た。が、その途中で夫を不慮の事故でなくし、自宅に戻って引きこもる。が、一筆書きの一周の旅を完結させるため、春の訪れとともに車中泊を続けながらの旅を再開する。

 

友人の熟年離婚、ヒッチハイク中のユーチューバーの女子大生との出会い、青木ヶ原樹海や富士五湖周辺のキャンプ場めぐり、自転車事故、図書館での仕事とビブリオバトル、タウン誌の取材、ひょうたんからコマの鵜飼い見物、離島での映画の聖地巡礼、カヌー軍団との遭遇と自作の精霊舟流しなど、道の駅やキャンプ場、国道脇の駐車場、季節外れの海水浴場などでの車中泊を繰り返しながら、各地でさまざまな人々と出会い、交流が生まれ、そうした日々のささいなできごとにあたふたしつつ、少しずつ日常に復帰していく。

 

ヨットに乗り一人で瀬戸内海を旅している老婦人、京都から四国まで自転車でツーリング中の学生、細長い半島の先端の岩場で聴いた吹奏楽――人生はかならずしも計画したようには進まず、思いがけない挫折に見舞われたりもするが、支えてくれる友人や、予想外の展開や喜びに恵まれたりもする。そうした経験を日々積み重ねながら、徐々に一人で生きていく覚悟のようなものが生まれてくるのだった。

 

目次

プロローグ

一 龍神とポテチパン

二 山の神と樹海

三 点滴とビブリオなんちゃってバトル

四 文明開花と測量野帳

五 磯笛とポータラカ

六 ワッパとヤシの実

七 国際児童文学館とどんぶらこっこ

八 パンクと脱藩の道

九 てんとう虫とイカ刺し

 

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