人生の名言・迷言 74:現状に満足するな、人の目を気にするな。スティーブ・ジョブズ

現状に満足するな。人の目を気にするな。

スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズ(1955年~2011年)は、言わずと知れたアップル社の生みの親です。

マックもアイフォーンもアイパッドも、ジョブズがいなければ生まれていませんでした。

IT起業家として大成功をおさめたスティーブ・ジョブズですが、生まれた直後に養子に出され、やっと入学した小さな大学は中退し、ゼロから創業して成功したアップル社からは追放され、新たに創業した企業が成功してアップル社のトップに復帰したと思ったら、余命数ヶ月のガンを宣告され、奇跡的に手術に成功、、、と、

その人生は誰もがうらやましがる経済的成功を実現する一方、浮き沈みも多く、ある意味、波乱万丈ともいえる生涯でした。

ガン宣告をくぐりぬけた後の2005年、名門スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチは、現代で最も印象的なスピーチの一つとされています。

その最後で卒業生に向けていった言葉が “Stay hungry. Stay foolish.”なのです。

全地球カタログという、スティーブ・ジョブズが若いころのカウンターカルチャー雑誌に掲載されていた言葉で、スティーブ・ジョブズはこれを座右の銘にしていたそうです。

直訳すると「ずっとハングリーでいろ」「ずっと愚か者でいろ」となります。

「なんのこっちゃ?」ですね。

これはかつて東大総長が卒業式で言ったとされる「太ったブタより、やせたソクラテスになれ」と共通する言葉でもあります。

この東大総長の言葉は、十九世紀イギリスの哲学者で経済思想家のジョン・スチュアート・ミルの「功利主義論」の一節をもじったものです。

ミルは「満足したブタより不満足な人間である方がよい。満足した愚か者より不満足なソクラテスの方がよい」と述べて、その後に「なぜなら、ブタや愚か者は自分の側の立場からしか見ないからだ」と続きます。

そういうことを前提に、自分のおかれた状況に満足して小さくまとまるのではなく、ハングリー精神を持ち、「現状に満足するな」、人に愚かだと思われるようなことでも自分が本当にやりたければ「人の目を気にせず」にやってみろという意味に訳してみました。

スティーブ・ジョブズのスピーチは動画サイトにいくつもアップされていますが、ここでは正式な登録チャンネルの英語字幕付きのものを紹介しておきます。

日本語訳は「スティーブ・ジョブズ」「スタンフォード」で検索すれば、たくさん出てきます。
出版に関係する者としては著作権の有無を確認できないものは紹介できませんので、自分で調べてください。

人生の名言・迷言 61 - 他人の意見という雑音に自分の内なる声をかき消させるな  スティーヴ・ジョブズ

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他人の意見という雑音に自分の内なる声をかき消させるな。一番大切なことは、自分の心と本能に従う勇気を持つことだ。

スティーヴ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズ(1955年~2011年)は、黒のタートルネックにジーパン姿がトレードマークだったアップル社の共同設立者で、カリスマ経営者。

アップル創業(1976年)時、技術面はスティーブ・ウォズニアックが受け持ち、ジョブズは主にマーケティングを担当しました。

翌年に発表した Apple II が大ヒットし、パーソナル・コンピュータという概念が広く一般にも浸透していきます。

億万長者となり、雑誌タイムの表紙を飾り、一躍「時の人」状態です。

ここまでなら、よくある IT 起業家の成功譚にすぎないのですが、これは単に序章で、さらに革命的というか、プログラムの知識がなくても動かせるという画期的なコンピュータ、マッキントッシュの開発を提唱して成功し、高い評価を受けます。

ところが、肝心の売れ行きがいまいちで、自分が創業した会社から追放されてしまいます。

その後、アップル社の業績不振など、いろいろな経緯があって、ジョブズはアップル社の最高経営責任者 (CEO) に復帰し、iPod、iPhone、iPad など一連の現代生活に欠かせなくなった、「ちょっと思いつかない」ような一連の製品群を矢継ぎ早に世に送り出し、その評価を不動のものとしました。

CEOに復帰してからの報酬が1ドルで、世界で一番給料の安い最高経営責任者と呼ばれたこともよく知られています。

言葉はそれだけで独り歩きしたりもしますが、誰がそれを言ったのかで重みが違ってくるというのは確かにありますね。