もう一つの9・11

『もう一つの9・11: サイバーテロとネットワーク社会』
ネットワーク社会とセキュリティ研究会 編著
ISBN:978-4-908086-007

内容紹介
インターネットを中心にさまざまなネットワークが複雑に入り組んだ現代社会の落とし穴――米国で発生した同時多発テロと並行して、サイバー空間でも「もう一つの9・11」と呼ばれるコンピュータ・ウイルスが猛威を振るい、後年、コンピュータウイルス元年と呼ばれる事態へと展開していった。

二〇〇一年九月十一日、アメリカン航空とユナイテッド航空の旅客機がマンハッタンの世界貿易センターのツインタワーに相次いで激突した。その一週間後、アシュクロフト米司法長官は同時多発テロとの関連が噂される新種のコンピューターウイルスについて警告を発し、FBIが捜査を開始した。
ニムダと呼ばれるこのウイルスは、日本でも短期間に急激に拡大していった。
一方、二十一世紀最初の年の情報通信白書は、日本が高速大容量の「ブロードバンド元年」を迎えたと強調したが、皮肉にもネットワークを利用した新しく強力なコンピューターウイルスが次々に登場して過去の記録を塗り替え、ネットワーク型ウイルス元年と呼ばれるに至る。
コンピューターウイルスを軸にネットワーク社会の抱える問題点を追う。

出版社: エイティエル出版

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