人生の名言・迷言 25
年齢は、年の数ではなく、友人の数でかぞえよう。人生は、涙の数ではなく、ほほえみの数でかぞえよう。
ジョン・レノン?
これはビートルズのジョン・レノンの言葉として知られていますが、実はその前から存在していて、ジョン・レノンが取り上げたことで、広く知られるようになったというのが真相のようです。
ジョン・レノンが生まれたのは1940年ですが、ニューヨークタイムズやニューヨーカー誌などによれば、その前からバースデイカードに作者名なしで印刷されていたとか、ローカル新聞に発表された詩の一節だった、歌手のビング・クロスビーの妻の作だとするものなど諸説あり、それぞれ細部が微妙に異なっています。
年代順に遡っていくと、1927年の作者不詳のバースデイカードに印刷されていたというのが、一番古いようです。
ちなみに、1935年にE.B.ホワイト編でニューヨーカー誌に掲載されたものによれば、ビング・クロスビー夫人で女優のディキシー・リーが出版社に5ドルで売って、そのお金で編集者に昼食をごちそうしたというエピソード付きで紹介された詩では、こうなっています。
庭では、落ち葉ではなく、花の数をかぞえなさい。
生活では、輝いていた日数をかぞえ、
雲なんて、忘れてしまいなさい。
夜は、影ではなく、星の数をかぞえなさい。
人生では、涙ではなく、ほほえみを数えなさい。
そして、こうしたことを喜びとして、誕生日には
年齢について、年数ではなく、友人の数を数えなさい。