人生の名言・迷言 61 - 他人の意見という雑音に自分の内なる声をかき消させるな スティーヴ・ジョブズ
他人の意見という雑音に自分の内なる声をかき消させるな。一番大切なことは、自分の心と本能に従う勇気を持つことだ。
スティーヴ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズ(1955年~2011年)は、黒のタートルネックにジーパン姿がトレードマークだったアップル社の共同設立者で、カリスマ経営者。
アップル創業(1976年)時、技術面はスティーブ・ウォズニアックが受け持ち、ジョブズは主にマーケティングを担当しました。
翌年に発表した Apple II が大ヒットし、パーソナル・コンピュータという概念が広く一般にも浸透していきます。
億万長者となり、雑誌タイムの表紙を飾り、一躍「時の人」状態です。
ここまでなら、よくある IT 起業家の成功譚にすぎないのですが、これは単に序章で、さらに革命的というか、プログラムの知識がなくても動かせるという画期的なコンピュータ、マッキントッシュの開発を提唱して成功し、高い評価を受けます。
ところが、肝心の売れ行きがいまいちで、自分が創業した会社から追放されてしまいます。
その後、アップル社の業績不振など、いろいろな経緯があって、ジョブズはアップル社の最高経営責任者 (CEO) に復帰し、iPod、iPhone、iPad など一連の現代生活に欠かせなくなった、「ちょっと思いつかない」ような一連の製品群を矢継ぎ早に世に送り出し、その評価を不動のものとしました。
CEOに復帰してからの報酬が1ドルで、世界で一番給料の安い最高経営責任者と呼ばれたこともよく知られています。
言葉はそれだけで独り歩きしたりもしますが、誰がそれを言ったのかで重みが違ってくるというのは確かにありますね。