生の名言・迷言 72: 年をとるにつれて知恵も身につくとは限らない、、、
テリー・プラチェット
テリー・プラケット(1948年~2015年)はイギリスの作家。
コミック・ファンタジーの「ディスクワールド」シリーズで(日本以外では)よく知られています。
ディスクワールドは円盤状の星で、巨大なカメの甲羅に四頭のゾウがいて、その背中に載っているという設定(古代の地図で地球は平面だというのがありましたね)。
日本では角川書店から翻訳が出ましたが、まったく売れませんでした。
が、このシリーズは三十七の言語に翻訳され、総計八千万部を超えるベストセラー/ロングセラーになっています。
この言葉については、自分の周囲を見まわして納得できる人も多いのではないでしょうか。
虎の威を借りてやたら威張り散らす上司、頑固で自分こそが正しいと思いこんでいる老人、被害妄想の高齢者……
とはいえ、こういう人──こういう傾向のある人──は、実は、若い世代にも結構いますよね。
世間体とか体裁というオブラートで包まれていたものが、年をとるにつれて失われて、中身がそのままむきだしになってくる──のかもしれません。