今週の名言・迷言 9

「でも、あたし、いかれた人たちのところにいたくないわ」と、アリスは言った。
「でも、そうせざるをえないのさ」とネコが言った。「ここでは、みんないかれてるんだ。私もいかれてるし、あんたもいかれてる」
「あたしがいかれてるって、なんでわかるのよ」とアリスが言った。
「いかれてるはずだからさ。でなけりゃ、こんなとこに来てるはずがない」

ルイス・キャロル

『不思議の国のアリス』の作者ルイス・キャロルは十九世紀イギリスの作家。オックスフォード大クライストチャーチ・カレッジの数学講師であり、プロ級の写真家でもあり、暗号法や数学の専門書も執筆しています。

ルイス・キャロルをめぐっては多くの神話−−「吃音だが子供と話すときは普通に話せた」「少女たちにコスプレさせてたくさんの写真を撮った」など−−があります。真偽については議論の余地があるようですが、本人も自分には一般の人々と違う要素があると自覚していたのかもしれません。

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